SSTって?
「えー、新しいメンバーさんもいるので、『SSTについて』話そうかな。」
そうして始まった火曜日のSST。
「SSTはソーシャルスキルトレーニングの略やねんけど、最初のSは何?」
「社会」
「そう。じゃあ次のSは?」
と1つずつ紐解いて
「社会技能訓練と言います。じゃ、何を身につけんの?」
S君「ネックレス」
スタッフ「違うやん。」
S君「何を身につけんねんやろうなぁ。」
ス「一番長くSSTやってるやん。心折れるわぁ。」
ものの1分でOスタッフの心をポキっと折ってしまったS君。
ス「社会性を身につけることです。じゃ社会性って何?」
社会参加して交流して、
ルールとマナーを学んで
コミュニケーション力を高める。
ス「そう。お互いが気持ちよく過ごすための環境を作りましょう、っていうのがソーシャルスキルトレーニングです。
例えば、コミュニケーションの1つに挨拶ってあるやん?朝やったらなんて言うの?」
S君「グッドモーニング」
ス「なんでそこだけ英語なん?(笑)
朝は、『おはようございます』やねんけど、それって何時から何時やと思う?」
Y君「6時から12時」
ス「惜しいな」
S君「11時半」
ス「なんで30分刻みなん?これ、ビジネスで一応決まってるねんて。
ビジネスやったら基本的に朝の挨拶は6時から11時。飲食関係やったらまた違うけど。」
(ふ~ん)
ス「じゃ、昼は?こんにちは。」
Y君「11時から3時まで?」
A君「4時」
ス「お、刻んで来たね。他には?」
S君「いや、これもう暗くなるまでやと思う。」
ス「暗くなるまで?!日没?」
一同(笑笑)
「こんな風に曖昧なことってあるやろ?人によって感じ方ってちがうやろ?
それをその場に応じて対応できるようになる訓練がソーシャルスキルトレーニング。
これやから絶対正解ってないねんで。臨機応変にやっていくっていう練習をしてるねんな。」
臨機応変に対応していく。
ただし、それはケーススタディ、つまり例題の上に成り立つものなのです。
実例的、実用的なものの上に実践がある。
その実践の過程で臨機応変に対応するスキルが必要なことを語るOスタッフ。
なのに…。
ス「PDCAサイクル、これ聞いたことある?」
S君「ADSLやったら聞いたことあるけど。」
ス(過去すぎて)「何それ?」
S君「NTTの回線。」
ス「……。」
めげずに続けます。
「PはPlan『計画』、DはDo『実行』、CはCheck『振り返り』、AはActionでいろんな訳し方あるけど『再実行』かな。」
というわけでSSTは何のためにするのか、説明したことあるんやけど、みんな忘れてるみたいなんで。
まぁ是非ちょっと覚えて帰ってくださいね。」
最後は若手芸人の挨拶みたいになりましたが(笑)
SSTは続くよどこまでも。
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