僕のボッチャアカデミア~新年度編~
このブログでも何度もお伝えしていますが、4月からプログラムをリニューアルしました。
その中で、以前のまま残しているのが、プログラミングとボッチャです。
ボッチャはパラリンピックの正式種目で、このブログでも何度も取り上げてきました。
↓こちら
↓
白いジャックボールと言う、的玉に近づけたチームが勝ち。
遠い方の色のボールのチームが投げ続けます。
持ち球は、1人2球にしています。
このリニューアルに伴って、今一度、目的について考えました。
もちろん、スポーツやゲームは結果がハッキリして、
「勝てば嬉しい、負ければ悔しい。」ですが、
それだけでは、余暇で終わってしまいます。
あくまでも、放課後等デイサービスの中で、ソーシャルスキルトレーニングとして、
取り組む必要があります。
そこで、目的を
「集団の中で過ごす力」
「勝ち負けではなく、プロセスを他者と共有して楽しむ」
お気付きの方もいると思いますが、この2つはカードゲームと同じなんです。
そして、
「仲間意識を培う。」
「体力、集中力の向上」
ボッチャをなないろキッズで始めて、6年近く経ちました。
最初の頃のメンバーさんと現在のメンバーさんもガラッと入れ替わって
最初は、ルールが理解できない子も多く、
ボールをフラフープや箱の中に玉入れのように入れることから始めました。
ただ、わいわいしているだけのものでしたが、
大会に参加するようになってから、メンバーさんの意識も
「もっとうまくなりたい!」と向上心を持っていったように思います。
さて、前置きが長くなりましたが、新年度、新入生メンバーさんはと、
経験したことのあるメンバーさんも多く、なかなかのものです。
が、毎週のように練習してきたメンバーさんとの実力の差は、
火を見るよりも明らかで、ましてや運動に対して苦手意識があるメンバーさんは、
「面白くない…」の一言。(汗)
ですが、昨年の大会に主力メンバーとして参加してた卒業メンバーも、
最初の頃は、そんなことを言っていたような…
無理に強制することはありませんが、判断、見切りが早いとは思います。
と言いながら、体幹トレーニングやストレッチには参加しているメンバーさんもいます。
目的に沿っているのであれば、個々の目標に向かって、一緒に取り組めることが、
「集団で過ごす力」でもあると思います。
その自主的の筋トレも投球練習やゲームをしているそばで行い、
他メンバーにも広がっているのです。
上手く投球できずにイライラしたり、
ゲームは広さの兼ね合いもありペアで行っていますが、
人数が増えて、メンバーさんの組み合わせも様々で、
相性の良し悪しもあったり、コミュニケーションがうまくいかずやきもきしたり、
プレッシャーや緊張と、フラストレーションがたまることもありますが、
そこから、感情のコントロール、相手に伝わるコミュニケーション、人間関係、目的や目標の共有。
そして、
「うまくいかなかったときにどうするか」、
「うまくいったのはどんな要因か」
「それを続けるには」
を考えてもらえたらと思います。
スポーツで大切なのは、「再現性」
うまくいった成功体験を一緒に体験し、
その喜び、楽しみ、そのプロセスを共有しながら、
再現しながら、ソーシャルスキルを学んでいってもらえたらと思います。
新入生メンバーは、まだまだ始めたばかり、
のびしろしかありません!
Puls Ultra!!!
この記事へのコメント