トライ&エラー
なないろキッズでは、4月からプログラムをリニューアルしました!
その中で、以前のまま残っているのが、ボッチャとプログラミングです。
プログラミングと言っても、いろんな種類がありますが、
なないろキッズで行っているのは、ロボットプログラミングです。
直進して、止まって、回転して、
緩やかに曲がって、〇や∞を描いて走らせたり、
ラインをトレースしさせたりします。

赤外線を探知して動かしたり、
止まらせたり、
と動きの組み合わせで、たくさんのプログラムが存在します。

ただ、勝手に動かせるのではなく、先生から出される課題を、
1つ1つ取り組んでいます。
目的は、
トライ&エラーを繰り返す中で、
論理的思考、問題解決など考える力を培うことです。
もちろん課題をクリアすることを目指しますが、
結果ではなくプロセスを重視しています。
プログラミングの基礎を学びながら、
基礎編から応用編へと進んでいくわけです。
初めて体験するメンバーさんにとっては、
未知との遭遇。
最初はスムーズにクリアできますが、
進むにつれて、難易度が上がり、
簡単にいくわけがありません。
そこをトライ&エラーを繰り返して、
取り組むわけです。
黙って頭で組み立てて考える人、
ぶつぶつ独り言を言いながら考える人、
プログラム入力前に実際にロボットを手で動かす人、
1つずつコマンドの入力して微調整する人、
と、ここも人それぞれ違うのが面白いです。
時に、うまくいかずイライラ…思い通りいかないのが人生(笑)。
ある意味、そこからがプログラミングの真骨頂なわけです。
デイ全体の目的でもある、
「うまくいかなかったときにどうするか!?」
これが大事なのです。
これまでたくさんの子どもたちと関わる中で、
最初は、
「イライラする」
「すねる」
「固まる」
「逃げる」
が、続けるうちに、
最初の目的にもあった、
「考える力」
「行動力」
「忍耐力」
が、培われていきます。
イライラしたり、すねたり、逃げてばかりいても、
上手くいくことはないですね。
そこを、トライ&エラーして、
何通りもある正解を導いていくわけです。
これは、仕事や人生でも同じです。
落ち込むことや悔しい気持ちといった感情を否定しているわけではないですが、
いつまでも、マイナス感情に引きずられていると、
時間ばかりが過ぎ去っていきます。
「自分はこんなことで落ち込むんだ。」
「これぐらいでイライラするんだな~」
と、冷静にふりかえって、
イライラするのは、もしかして睡眠不足?栄養不足?運動不足?と
気づくことが自己理解につながっていきます。
マイナス感情に引きずられる、
そんなもったいないことをするよりも、
目の前のことに集中して、
うまくいく方法を探していくことが、
明るい未来につながっていくように感じるのでした。
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